実はとてもデリケートな動物です。
症状があるときは早めの診断をお願いします。

カメ飼育時の注意点

カメはとても力強い動きをしますし、甲羅があるため身体も丈夫に見えます。
しかし、実際にはとてもデリケートな動物で、種類によって活動環境やフードなども異なります。

まずは飼われているカメのことを正しく知り、それぞれに合った環境を用意してあげるようにしましょう。

こんな症状ありませんか?

  • 糞が出ていない
  • 呼吸が苦しそう
  • 甲羅が変形した
  • いつもと様子がおかしい
  • 眼を開きづらそうにしている

カメにこんな症状が見られたら、すぐにご来院ください。

カメに多い病気と怪我

まぶたの炎症

適切なフードを与えていないと、ビタミンA不足によってまぶたが腫れて、眼が開きづらくなってしまいます。人間が気づくほどの症状が出ていたら既にかなり進行していますので、すぐに獣医師に相談してください。

くる病

紫外線、ビタミンD、カルシウムが不足することによって甲羅が柔らかくなったり骨が弱くなったりします。適切な食事管理と紫外線管理を怠らないようにしましょう。

呼吸器疾患

鼻汁の分泌や音が出るほどの苦しそうな呼吸が現れたら要注意です。カメの粘液は排出されにくいため、場合によっては肺の中に粘液が溜まり寿命を縮めてしまうこともあります。細菌感染、栄養不良、ストレスなど複数の要素が絡み合って引き起こされる病気ですので、早めに診断を受けるようにしましょう。

ビタミンA欠乏症

レタスのように栄養価の低いものやササミのように筋肉質の多いフードばかりを食べていると、ビタミンAが不足して、眼瞼腫脹、上皮の角化、膜下腺の皮異形成などを引き起こします。若いカメで多く見られます。

ヨード欠乏症

フードに含まれているヨードが足りないことで発症します。また、カルシウムを過剰に投与することで、ヨードの吸収が阻害されて発症することもあります。造甲伏腺作用のある植物を食べさせないようにしって、ヨウ素酸ナトリウムやヨウ化カリウムを添加するなどの方法で治療を進めていきます。

寄生虫感染症

カメの身体には、外部寄生虫と内部寄生虫が生息しており、まずは検査を行い寄生虫の種類を特定した上で、駆除剤やワセリンを使った治療を進めていきます。

膀胱結石

人間と同じように膀胱に石ができることがあり、大きくなると消化管を圧迫して便秘を引き起こすこともあります。レントゲン検査と開腹手術で石を取り除きます。